【短】間違い電話からはじまる恋
「また、会えるかな…」
夢が…覚める。
寂しくてたまらない。
シンイチさんの手に触れると、シンイチさんは私の手を包み込んだ。
大きくて、温かい手だった。
「会えるに決まっとるやろ。俺ら、運命共同体やし!」
彼の言葉に、私は笑顔で頷いた。
初めて言われた「運命」も。
さっきの「運命」も。
今の「運命」も。
あなたの言った「運命」を、もう軽いだなんて思わない。
むしろ、私もそう思うよ。
間違い電話で出会った私たちは、運命だって。