はんっ!ふざけんな!
「別に、一目見た時の印象の事しか俺言ってないじゃん?俺、別に選ばれたとか思ってもねえし」
「…っ……もう、うっせえ!とにかく喋りかけてくんな!」
長いストレートの髪を揺らして私はにらみつけた。
その瞬間だった。
「ぶはっ、可愛い」
赤毛がそういって笑った。
可愛い?はんっ!ふざけんな!
嘘くせえ言葉吐きやがって。
「“可愛い”っていう言葉なんかで騙されないから」
笑い続ける赤毛を再度強く睨む。