整形通販
「整形通販って本当にあったんだね…」

『うん…』

変だと思ったのは一瞬で秋子はすぐ普通に落ち込み始めた。

そしてそれっきり二人の間に沈黙が続いた。

しばらくして

「…ねぇ桜」

『ん?』

秋子は何かを決断したかのように言った。

「今日未来の家言ってみない?」

『…え?なんで?』

私は聞いた。

「その…整形通販の証拠みたいなの見つかるかもよ」

『なるほど。でもこんな未来が大変な時期に行くと家族の人達に邪魔なんじゃ…』

私はまた尋ねた。

すると秋子は、

「大丈夫…“あの”家は」

と意味深に言った。

『あの家?』

「…とにかく行けばわかるから」

私は疑問に思いつつも秋子について行った。
< 17 / 20 >

この作品をシェア

pagetop