Dolce



『亜子、今度は顔が真っ赤だぞ。熱でもあるのか?』

「えっ…」

『あーちゃんイチゴみたーい!!』

「あ…さっきイチゴのショートケーキ食べたから…イチゴの赤が移っちゃったのかなぁ…はは笑」

『芽依もイチゴ食べたよー!!』

『亜子、具合は悪くないの?』

「うん、全然大丈夫。」

『そう…お父さんは昔から大げさなんだから。』

『娘を心配して何が悪い。』

『はいはい…』

『けんかはだめー!!』


私の大好きな大切な家族。


そんなことより…
私、イチゴになっちゃうくらいドキドキしてたんだ…。


ドキドキ…であってるかな?
ワクワク…かな?








恋するイチゴの誕生日。


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