love letter(s)
病気②
あのまま、暁のそばでいけたらどんなにいいだろう
一人で眠るの慣れた筈なのにこんなに心細いのはなんでだろう
「暁さん……言えたら…」
真季は母方の女性にかかる遺伝的な病気で、20歳までは生きられないと15才の時に真充に言われた
発作は度々なったが、高校生になってさらに頻度が増えた
それでもそれを知っているのは真充、昴、祖父と母方の親戚だけでかなにも言えない
暁にも言えない
「いつ…もう?まだ死にたくないよ…生きていたい…」