青汁とカプチーノ



いつかは、ちゃんと
戻るつもりでいた。

きっとカンペキ美少女
でいるのも疲れて飽きる日が
来るだろうと思ってた。


…なのにあたしは、


…ハマってしまった。



お姫様扱いされたのは
人生初めてで、

『可愛い可愛い』と
言われたのも初めてだった。


周りの子も、お嬢様
なのにあたしに憧れてて


つい嬉しくて、
このキャラから
抜け出せなくなって、


ついに、自分を偽り続けて
1年が経った…。


(さらに調子に乗ったあたしは
ちょっとナルシストに
なってしまったのだった…!)


今となってはこの
学校内にあたしを知らない
ヤツは1人もいない…。

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