7年
「直樹、どうしたの…?」


「なんでもないよ…亜紀、もう少し俺のそばにいて」



直樹が初めて、わがままを言った。




でも嬉しかったよ…




「直樹、わたしは、どこへも行かないよ。直樹と離れるなんて、考えられないし、直樹、好きだよ。私も愛してる。」




直樹は嬉しそうに優しい顔でわらった。




安心したのか、直樹も服を着て帰る準備をはじめた




「直樹ありがとう」



「亜紀また連絡するから」



「亜紀、秋になって、涼しくなったら、またあの湖にいこう。二人のお守りもあるしなぁ。」




「うん、直樹また行こうね。あのお守りも見にいかなきゃね」




また行こうね……



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