7年
「旦那が女の子と写ってる写真」



「会社の女の子…二人の写真がいっぱいあったし、引き出しの奥に隠すように置いてた」



「えっっ旦那さん、そんな風に見えないよ」



「よく、考えてみたら、何年も前から、金曜の夜だけ…帰ってくるの遅いわ」



「本当?ゆき…大丈夫?」


「きのうはショックだったけど…ふーん、そうなんだぁ〜って思って…」



「ゆき、間違いであることを祈るよ…」


「亜紀、へんな話だけど、旦那は誰かと恋愛してる……私もしても、いいんじゃあないかって、思ってしまった…」



「ゆき、それはよく…」



今のわたしに、ゆきを責める事はできなかった。


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