空色の絵本
「では指輪の交換を――」

ピンクと青のストーンが埋め込まれた石を交換し

小さなリップ音が海中に響きわたった――

同時に口笛や祝福の言葉が飛び交う


そんな中

あたしはユセルと向き合い抱き締めあった。

「とっても幸せょ―」

小さな一言だけどとてもとても幸せになれた一言。


ありがとうユセル。
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