《年下彼氏》
「マジで?じゃあ、いろーんな事。教えてやるよ!」

また意地悪な顔をした心。


その言葉に体が火照る。


「バカっっ!」


心は私をまだ抱き締めたままでなかなか腕を緩めない。


「心…くっ、苦しいよ…」


力強く抱き締めていた心は、


「まだ離さない。」


好きに人に抱き締められている幸せはこんなに嬉しいものなんだね。


私も心の背中に手を回し、ギュッとしてみた。


自分で抱き締めておきながら急に恥ずかしくてなった。


このドキドキ、きっと心に聞こえてる…


そう思うと余計に恥ずかしい。


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