俺に堕ちろ!
放課後屋上へ行くと桐谷さんが待っていた。

何か、緊張するな


「この間はごめんね」

『…別に』


うわ~我ながら冷たい

「ほんとはね、気付いてたんだ。高岡君が真剣に私を思ってくれてるって」

『だったらなんであんな言い方するんだょ』

「悔しくて。」


は?
訳わかんね~。悔しいって何が?


「だって高岡君が1ヶ月待ってって言ったのに、まだ1ヶ月経ってないのに……」

『桐谷さん、何をおこってんの?』


「だから!私が高岡君を好きってこと!」


『……え!』


桐谷さんは顔を真っ赤にして俯いたまま動かない。


『それってほんと?』

桐谷さんは無言で首を縦にふった



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