『夢のつづき…』
しばらく二人で飲んだ頃…隆は部屋のカーテンを閉めるとベットに腰を下ろした…
『可奈…こっちへおいで…』
優しく見つめる隆に私はうなずいて、隆の隣に静かに座った…
優しく髪を撫でる隆にもたれて…
私は目を閉じた…
私が彼を…彼が私を…
その全てを支配できる最後の夜…
隆に抱かれながら、何度も涙を堪えた…
今は素直になろう…
何も考えないように…
隆の鼓動を聞きながら……私は眠った……