49日
時枝絵里香をトイレに閉じ込めたとき。
個室の上からホースで水をかけたのは自分の意思じゃなかった。
いつだってそうだ。
こうしたらおもしろくない?
あれしたらウケるよね!
提案はしても、実行するのはいつも私。
早苗にとって、美佳の言葉はいつも“命令”だった。
「……ううん。なんでもない」
早苗がそういうと、美佳は再び笑顔に戻った。
そして……
「ほら、時間がないんだから。早く早く!」
美佳は早苗の意見など聞こうともせず、
トイレの個室に引っ張りこむと、服を脱ぎはじめた。
はじめから、早苗に選択肢なんてなかった。
個室の上からホースで水をかけたのは自分の意思じゃなかった。
いつだってそうだ。
こうしたらおもしろくない?
あれしたらウケるよね!
提案はしても、実行するのはいつも私。
早苗にとって、美佳の言葉はいつも“命令”だった。
「……ううん。なんでもない」
早苗がそういうと、美佳は再び笑顔に戻った。
そして……
「ほら、時間がないんだから。早く早く!」
美佳は早苗の意見など聞こうともせず、
トイレの個室に引っ張りこむと、服を脱ぎはじめた。
はじめから、早苗に選択肢なんてなかった。