49日
ガシッ!!


「!?」


「取り押さえたぞ!」


一瞬の出来事だった。


ミツルは数人の男性に取り押さえられていた。


「な、なんだテメェら! 離せ!」


「うるせぇ! この殺人鬼が!」


「殺人鬼?」


その言葉でミツルはふと我に返った。


人々の脅えた目がこちらに向けられている。


床に転がっている傷ついた男と女。


傷口を押さえたり、心臓マッサージをしたり、必死に手当をしている。


その元凶となったのが……おれ?


「ち、違うんだ! 時枝が! 時枝がいたんだ!」


「わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇよ!」


!?


ボキッ!


鈍い音がした。

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