期間限定彼氏様!?
「あ…あたしは…


―ガラッ!



突然扉が開いた。


「遅くなりました」


入ってきたのはスーツを着た、綺麗な黒髪の男子。



―ん?


なんか…見たことある顔のような?


―もしかして!?!?


佐伯陽《サエキヨウ》クン?



「あ…実優。
紹介が遅れたけど、俺は佐伯グループの御曹司で、笹木家の遠い親戚なんだ?」




「……そうだったのー!?!?」



もう、わけわかんない!


頭パニック状態だし…。


それに、陽クンが藍の遠い親戚だったなんて。


混乱していると藍のお母さんが言う。


「陽君からも言っあげて?実優さんとは、別れなさいって」



「わかりました。実は俺自身も実優とは別れてほしいので♪」



―え?


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