期間限定彼氏様!?

嘘ツキな恋人


「本当、実優?」

陽はあたしが想像してたよりずっと馬鹿みたいに喜んでた。


ただ“好き”の二文字でこんなにも人が変わるんだね?


この時は思ってた


あたし……陽を好きになれるって本気で思ってたの。

「じゃあさ、今度記念にデートしよ?」


「うん!いいよ、いつにする?」

「じゃあ、今週の日曜日の10時にあの公園に集合な!」


「了ー解!!」



ねぇ、お願い?


無理なお願いはしないから…ただ普通に暮らしていきたいんだ。

もう、何も起きないで?



どうかそれだけ叶えば


アタシは……


< 83 / 112 >

この作品をシェア

pagetop