あたしの執事

それぞれの想い

真冬なのにコートも持たず

部屋着のままで


ただ、ただ私は走った。

がむしゃらに



行く場所なんてないのに



途中で、体がキンキンし明らかに冷えていくのに気づいたけれど、気にしてられなかった。


早く一人になりたかった



だって、怖かったんだ




あの場所にいたら・・・


いたら-------


昔の自分の愚かさを


思い出すから
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