Lovejunkie~恋愛中毒~
「ううん、今は猫の手でも借りたいぐらいやから。
でも涼介、なんであの子と知り合いなん?」

「俺の客の まぁくんて奴の女やねん、アレ。
ナツの店の話したら 自分の女 紹介したいって言うし連れてきてんけど」

「客って…じゃあ あの子もポン中なん?」

「う~ん?たぶん」

「たぶんて?そんな子 危ないやん!」

「大丈夫 大丈夫。なんかあったら すぐ辞めさしたらいいねんから(笑)」


お気楽に笑う涼介の神経を私は疑った。
その子がヘタ売ったら こっちまで危ないんだよ?
もしかしたら そのせいで祇園の店だってクビになったのかもしれないのに?
なるべく優香の行動には気をつけなくてはいけない。


とりあえず店の灯りをつける。
夜が始まる。
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