Lovejunkie~恋愛中毒~
「お前ら、放って帰るぞ!」

涼介の一言で 優香もすぐ 「まぁくん もういいから…車に乗ろう…な?」

まぁくんを促し車に乗せる。
優香より6歳も年上の男が まるで子供のようだ。

車に乗ってからも またもや まぁくんが自分の指を見つめブツブツ言いだした。
まぁくんの左手の小指は第一関節から先がなかった。昔ヤクザだったと優香から聞いたことがある。
その無くなった小指を見つめて 「虫が‥虫が出てきてる…」

「そんなもん出てきてへん!」

また優香も怒りだす。


後ろを振り向くこともなく 押し黙ったままの私の右手を今度は涼介から強く握ってくれた。

「こんなんイヤや…涼介…もうイヤや…」

小さく呟いた私の声はスピーカーから流れる大音量のレゲエミュージックにかき消された。

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