転校生は発明家
メモリーブレイカー
あの日から一週間…

夜明は学校を休んだ

家に行ってみるが、チャイムを押しても誰も出て来ない…


「どうしたの〜」

図書館にいた俺の目の前に、雪奈が突然現れた。
「ビックリするな〜、いきなり現れんなよ」

「だって、ここ一週間ずっと、うかない顔してたからビックリさせたら治るかなって」

雪奈に言われて、初めて自分がうかない顔していたのに気がついた。

「わ、悪い、何でもねぇよ」

これ以上人を困らせるのも嫌だったから、あえて嘘をついた。

「でも…」

雪奈が何か言いかけた時…

〔ガガガ…〕

図書館の奥で変な音がした。

「な、なんだ」

慌てて、図書館の奥を見ると
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