人生色々。寝子生だって、色々である。
新たな試練?
 そんなこんなで、ある日の事だ。
 以前右足の関節が悪いとかで、大嫌いな"こなぐすり"とやらを飲まされたのは、まだ我が輩の記憶には新しいのだが。




 この日は、朝から左足がおかしかった……。
 なんというか、足をつくと痛い。何か、腫れ物でもできたのだろうか?
 昼間、娘が我が輩の異常に気づき、またあの嫌ーな"いしゃ"へと連れてゆかれた。
 "れんとげん"等と、また我が輩の知らん言葉をなげかけられ、嫌な予感に身動ぎ。と、案の定……嫌な思いをさせられ。

「くぅちゃんの為なんだからね」

 それが、きゃつらの口癖だ。
 しかし、我が輩の為だというなれば、好きにさせておいてくれまいか。
 ──翌日からまた、あの嫌ーな"こなぐすり"とやらを飲まされる。
 なんでも、我が輩は"純血種"らしく、いらん場所に骨ができてしまったとかで……痛み止めらしい。
 まあ、薬を飲めば、多少痛みは和らぐし……しかし嫌なものは嫌だ。はて、仕方ないので、やはり我が輩は逃げてやった。
 それから暫くは、我が輩と母の格闘劇が、朝の日課となる。
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