行き違い
「それから、プロの入団からここで育ててやるとか言われたけど中学一年からはさすがに体力的に無理でな、部活に入ったんだ。そんで、試合は始まった。」
こっからは言いたくない。絶対。弱いとこ見せたくない。
「それで?試合は勝ったの?もっと詳しく教え…ごめんね。言いたくないよね」なんで?なんでこう涙が出るかな。なんでだろう。
「いいんだ。言うよ。俺ピッチャーで、1人で投げて全国まで行ってな、決勝戦、体はもう悲鳴をあげてた。1日5試合連投で、そして最後の打者あと1人抑えればってとこで力つきてな。熱中症で倒れてボークくらって負けちゃった。」
ゲームとかやってる時はこんな時間、一秒だと思えるのに今はすごくながく感じた。
みゆはなぎながら言ってきた。
「たくとは頑張ったよ。負けたのたくとのせいじゃない。」
鼻をすすりながら言う。
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