猫と君
am.7:30
俺は、今日も朝を迎えた。
「ばこっ!!」
「っ………いた…い…」
鈍い痛みで目が覚めた。
ちょうど目の前にある
シンプルなデザインの黒いデジタル時計は
am.7:30を指している。
じんじんと痛む頭をおさえながらゆっくりと重い体を起こした。
そして
ベッドの横にいる人物に目をやる。
「おはよ!!」
俺の目の前の女は
大きな…おもちゃのバットを持って立っている。
これが俺のいつもの朝。