初恋+one
でもいい案かもしれない。
コレが上手くいけば、
創平は俺に頭が上がらない。
やったー・・・じゃなくて。
一応創平は俺の親友だ。
あいつには、
普通に恋愛して欲しい。
中学の頃恋してた創平は、
いつもいつもと楽しそうだった。
その楽しさ、
俺が取り戻さしてやるよ。
「やろーよ」
「へ?」
「創平と林。
俺らでくっつけちまおうぜ」
俺がにやりと笑うと、
柊の顔がぱぁっと明るくなる。
「うん! やろう!」
柊の後ろの窓から入る夕日が柊を包み、
俺はそれが眩しくて、
少しだけ目を細めた。