初恋+one





今、誰かに頭の中の覗かれたら、
恥ずかしすぎて倒れるかも。








「なんつって」






ボソッと小さく呟いて、
前を向いて机に顔を伏せた。





心ん中、キモイし。


柊は、いねぇし。


創平は何時までたっても帰ってこねぇし。






どうもやりきれなくなった俺は、
知りもしない柊の“好きな奴”に



えも知れない感情を抱くことになり。







同時に、






心から、柊の“好きな奴”を



知りたいと思った。







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