暴走☆執事と炸裂ラヴァーデイス
予想通り、風呂場も豪華。

玄関口とかは、薄暗くてあまりちゃんと見れなかったけど、足下の絨毯や執事の部屋を見る限り、かなり金持ちな家のようだ。

……まぁ、そもそも外観からして大きかったし、裕福なのはそれだけでも十分判る。


「はぁー……」


めちゃくちゃまったりモードのみやび。

緊張の糸はとっくに切れていた。


それでも、いや、そのせいで?

突然のノックに、彼女はびくっと身を震わせた。

ぱしゃん、と、お湯が跳ねる。


「すみません、タオルそこに置いておきますんで」

「は、はぁい」


ぱしゃ。

つい勢いで立ち上がっていたみやびは、脱力気味に、再びお湯につかったのだった……。
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