先生と俺の秘密のレンアイ
第二章
「颯斗ー。お前テストやばいぞ?」

職員室に呼び出され、いきなりコレ。

俺の見つめる先には、あの北条結城がいる。

俺は勉強はまあまあできた方だったが、こいつのいる高校に行きたくて地元1馬鹿のこの高校に入学した。

「…だってわかんねーもん。」

嘘。ほんとはこんなの簡単。楽勝。

「勉強しないからだろ。」

「じゃあアンタが教えてよ。教師、だろ?」

なぁ、俺だけを見てよ…!

「ったく、しょうがないな颯斗は。見てやるよ。」

補習は、俺とあいつだけの秘密の時間。

俺が1番幸せな時間。

だって、大好きな奴と教室で二人きりだぜ?

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