【詩集】ナグリガキ
はるさんど(9P)
 〈春〉


町はずれで見つけた

桜の木

たいして立派じゃないけれど

懸命に咲き誇る姿に

愛着が湧いた


何にも言わない君だから

誰にも言えないこの恋を

照れくさそうに 打ち明ける


ピンクのハートに

願いをかけた

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