【詩集】ナグリガキ
 〈はる〉


町はずれで たたずむ

桜の木

やっぱりキレイに咲き誇る


終わった恋に 涙して

抱きついたのは 私なのに

なぜか 優しく抱かれた心地


「ありがとう。」

涙で濡らす

桃色のじゅうたん

< 76 / 100 >

この作品をシェア

pagetop