意味するもの。その先にあるもの。
   



「これだけは言うとくで。どんな壁にぶつかっても意味のない喧嘩だけはするな。喧嘩に
はちゃんと意味があるねん。せやから横山にも村上にも渋谷にも意味のない喧嘩だけは
してほしないねん。」

まっすぐと三人の瞳を見つめる光一。
そして口角をあげ笑う。
   
「意味のない喧嘩?」

頬をかきながら問いかける信五。
   
「そうや。喧嘩には二種類あるねん。意味のある喧嘩。誰かを守るための喧嘩や。大切な人を守るための。」

Vサインを作り1つづ丁寧に答えていく。
  
「じゃあ。逆に意味のない喧嘩って何ですか?」

思ったことを口に出すすばる。
   
「それはこれからお前等が考えることや。意味のある喧嘩が意味のない喧嘩に変わることやってあるねん。人それぞれ答えはちゃう。せやけど意味のない喧嘩を示す答えは一つになるんちゃうかな。」

笑って答える光一。
   
「よう。分かれへん。」

首をかしげる裕。
  
「俺も。」

続くようにすばるも首をかしげ裕と睨めっこをする。
   
「それをこれから探せってことやろ?」

二人の間に割った入る信五。
  
「探す?」

?マークが頭を支配していくすばる。
   
「そうや。これは宿題やな。」
「宿題なん?俺、無理やわ。」

宿題って言葉に嘆く裕。
   
「最初からつまづくなや。」

裕をどつく信五。
   
「ほんまお前等 単純なやつやな。」

そんな三人をみて大笑いする光一。





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