読みきり短編小説集


大荒れの海の音が、僕の耳を占領する―
耳が、ガンガンする・・・



「お兄ちゃん??
どうしたの??」



目が覚めた。


篠原隼人、中一。


2つ違いの妹、紗矢が僕に向かって言う。


冷や汗を、かいていた。



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