兎は俺のモノⅡ
朝からバタバタしていた。

あれから時間は流れて今日は結婚式。

「兎藍早くしなさいッ!!」

「は~いッ!」

無事に式場についた。

「じゃぁ後でな。」

「うん♪」

啓と別れて別々の部屋に行った。

部屋につくと中には亜衣ちゃんと優貴がいた。

「亜衣ちゃぁぁぁぁんッ。

優貴ぃぃッ。」

アタシは二人に抱きついた。

その後ドレスに着替えてメイクをしてもらった。

「兎が結婚か…。

しかも相手が啓様だしねぇ。」

二人に言われた。

「でも…。兎綺麗だよ。

啓様とうまくやってるみたいだし

パリでも…がんばって…るみたいだし。

幸せに…なるんだ…よ?

てか…幸せに…なれッ!」

亜衣ちゃんが涙をこぼしながら言った。

優貴も泣いていた。

「そんな…泣かないで…。

アタシまで…。」

ぽろぽろ涙が出てきた。

「兎…醜いよッ!

せっかく可愛くなったのに。

あぁあ…メイクもぐちゃぐちゃ。」

亜衣ちゃんが涙を拭いてくれて

3人で笑った。

そしていよいよ披露宴。
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