兎は俺のモノⅡ



「なぁ…さっきのこと覚えてる?」

俺が言ってるのは…

【そんなこと言っていいのか?

俺は何年も我慢したんだぞ?

今日の夜は楽しみにしておけよ。】

「へ?」

兎は完璧忘れていた。

まぁいっか。

俺はいろいろと聞きたかった。

兎はパリに来て俺がいない間はどぉだったか。

「なぁ兎。俺がいない間どぉだった?」

「ぅ~んとね…。」

兎はマグカップを両手で持って

口に近づけた。

< 88 / 103 >

この作品をシェア

pagetop