身長差15センチの関係 2
「お待たせーっ、何してんの?そんなところで?」

と、
ちょうどそこに戻ってきた香奈。

教室の外から顔をのぞかせて私達を見る。

「ううん、何でもないよ。帰ろっ」

私は香奈に答えて、

「邪魔してゴメンね」

男の子にもそう行って教室から出た。

「あ、あの……ありがとう」

ドアを閉めるとき聞こえたのは、
小さな、

そしてやっぱり恥ずかしそうな男の子の声だった。





「それ残酷過ぎ、その子の一生のトラウマとして晴奈が記憶されたわね」

「ええっ、そうなの?」

事情を話し、香奈がうわ~という顔で私に言ったのは、校門をとっくに過ぎた後。

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