身長差15センチの関係 2
で、放課後。
準備室。

「それで拗ねているわけか、少年」

「これは拗ねてるんじゃなくて、疲れてるんです」

高志は、へあ~としおれて椅子に座っていた。

この時間になっても、
まだ朝の激走がまだ響いているらしい。

小さな身体で全力を使いきった反動だろう。

「疲れているなら早く帰って休めばいいだろう」

そんな高志に弓倉はそっけない。

「どうしてそういう意地悪を言うんです」
「意地悪だからだ、こっちは仕事中でな」
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