,こだわり
自立
私は普通に物を整理するということも出来ないので、一人暮らしになれば多分、私の住処は一ヵ月もあればゴミ溜になってしまうだろう。

それを分かっていて両親は、もともと自宅で手伝いをしていた正子さんという六十歳の女性を週に二回私のところへよこした。

彼女は毎週、火曜日と金曜日の十一時頃私の部屋へやって来て掃除をしてくれる。

私が家に居た頃の様に食事も作ってくれると言うが、私は断った。

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