,こだわり
困惑する私の顔を見て、彼は私の膣からすっと指を抜いた。

そして私の身体から、自分の身体を離して言った。

「何か言ってごらん。思ったこと何でもいいから」

私は自分の身体を、自分の腕で抱きしめた。

何か、言って、ごらん、思った、こと、何でも、いいから。

何でもいいから思ったことを言ってごらん。

思ったこと・・・

「鼻血が出るかどうか分からない」

「そうか」

彼は笑いながら私の髪をすいてキスした。
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