合計5日のお付き合い。
どれくらいこうしていたんだろう。
ぼんやりとしていたから、その怒声に気付くまで私は何も考えられなかった。

「橋沢!」

聞き慣れた声。

教室を見上げると、久遠が私を見ていた。
心底驚いた目で私を見ていた。

< 57 / 101 >

この作品をシェア

pagetop