教師×生徒【恋愛物語】
あたしはその答えを聞くのが怖くてずっと下を向いてた…。


「えぇ。その通りよ。今でも彼の事を愛してるわ。」


ごまかすこともなく、『好きなんですか?』と里美は聞いたにも関わらず、先生は『彼を愛してる』と答えた。


『好き』じゃなく、『愛してる』


その言葉から尾崎先生の本気な気持ちが伝わってきた。


尾崎先生の言葉を聞くよりも先生ときちんと話をしとけばよかった…あたしはそう後悔してた。




授業後も教室は尾崎先生の話題で持ちきり。


「尾崎先生って、かわいい顔してるのに言うこと言うよねぇ〜」



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