教師×生徒【恋愛物語】
なんだか尾崎先生があっさりしてて、あたしは拍子抜け。


「あ、ありがとうございます。
なんか、生意気な事を言ってしまってごめんなさい。
それじゃ、あたしはこれで失礼します。」


そう言って音楽準備室を出ようとすると


「片山さん!」


尾崎先生に呼び止められ振り向いた。


「私も、いろいろと悪かったわ。ごめんね。
これからは普通の生徒と教師として接しましょう。」


そう言った尾崎先生の顔は少し寂しそう。


「はい…。」


それだけ言って準備室を後にした。


よかった…これであたしの不安がなくなったよ。



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