秘密にし・て・ね(前編)

「なつ・・・き・・なか・・に・・」



すべてが言い終わる前に夏樹は佳奈にキスをし、そのまま佳奈とつながった
その後のことはあまり覚えていない・・・頭が真っ白になったのは覚えている。



夏樹から与えられる目くるめく快感の中で佳奈は我を忘れて夏樹と愛を確かめ合った。



佳奈が目を覚ましたのは空が薄っすら明るくなった頃だった
横に眠る私の王子様はスヤスヤと寝息を立てている。



佳奈はその寝顔に軽くキスをし、柔らかい髪の毛をなでた。



夏樹がたまらなく愛しい・・・・・



ロスに行ったら最低でも2週間は会えなくなる



毎日でも触れ合っていたいのに・・・・・・。





この家から一歩でたら私の夏樹ではなく国民的アイドル藤堂夏樹になってしま
う。




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