運命の花嫁




リドさんは私の唇に指先をチョンと置いただけだった

それなのに、触れられたところが熱くなり、少したつと唇の傷がきれいに消えていたのだ


「え・・・・・・・・なに?なに・・・・したんですか?傷が・・・・」


「治癒魔法ですが?チハルさんの国には魔法はないんですか?」



「魔法・・・・?」




「ええ、チハルさんの国にも?」


「・・・・ないですね・・・・(超能力とかならあるけど)」


「そうですか・・・・私は治癒魔法を主に使います。」

「俺は主に攻撃魔法だ。」



私・・・・こんなに魔法使える人がいる中で、うまくやっていけるんだろうか











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