仮想恋愛


玄関に向かって歩いてると、ポッケの中の携帯が鳴ってる



ブーブー♪ブーブー♪




(……ん?誰だろ?)




−着信−

あっくん






「……あっくんからだ」



私がぽつりと呟いた声を真樹ちゃんわ聞き逃さなかった



「え!秋生さん?はやくでなよーっ♪」


真樹ちゃんが私の肩をバンバン叩いてる


ちょっと迷ったけど真樹ちゃんからのプッシュもあって、数回鳴ってから出た




「…はーい?」


「おー!俺!」


電話に出るとあっくんわ元気よく返事をした


「どーしたの?」


「今どこ?」


「どこって玄関だけど?」


「まじか!じゃあー…」



玄関に着いた瞬間だった






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