届け、想い



「ねえ、どうしたらいい??」




「どうしたら……って言われてもねぇー。」




翌日。



学校で真っ先にメイとリコに相談する。





「……ごめん、サラ。」



「え、何が?」




「あはははははは!!」




リコは急に謝ったと思えば笑い出した。



「え、ちょっとリコ!?」




何が起きたか分からない私にリコはお腹をかかえて涙を浮かべながら言った。




「いや、だって本当に恋敵って……しかも美女!!できすぎててウケるんですけど!!」





「沙羅ちゃん、あんまり気にしない方が……。」



腹をかかえて笑うリコを見ながらメイは言う。




「全然笑えないから!!」




私はリコに怒る。
するとリコは涙を拭いながら答えた。




「いやー、久しぶりに笑った。じゃあさー、もうこれだけ経って何も進展ないからさー年下は論外なんじゃん??」




「莉子ちゃん、またあなたはそういうことを……。」



「だから!ここからが提案。少し色っぽくしてみたら?」




「え、どーゆーこと?」



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