七日間彼氏。
□第4話.気持ち



「こんにちは」


にこりと微笑む早紀がなぜか怖いと感じる愛里


「なんで…ここにいるの…?」


勝ってきた物が入っている袋をひろいあげ恐る恐る聞いてみる


「麻村にご飯作ってほしいって頼まれたんです」

「でもっ─」

「今麻村寝てるんです。帰って下さい」


その言葉を耳にした瞬間、愛里は家の中へと急いで入った

ベッドのある部屋を覗くとたしかに由貴が寝ている


そしてリビングに行くとおいしそうな香りが鼻につく


ふと昨日明日も食べられるようにと多めに作っておいたお粥を思いだし台所を見ると─


「なにこれ…」



捨てられていた



「それ、まずかったから捨てちゃったんですけど…もしかして先輩が作ったんですか?」


早紀は馬鹿にしたように愛里に言った



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