魔王さま100分の1

ここで銃兵の列を抜けたらしく、鋼鎧の一団を顔を合わせた。

重装兵達に目をあわせるシルキス。

上品に打ち合う義理はなく、
トンボを切って銃兵の中に跳び戻った。

ひ弱な軽装兵の蹂躙を続ける。

重装兵達も立ち止まってはいない。
シルキスを追う。

が、シルキスはそれよりも疾い。

ようやく小剣を抜きかけたのろま達を、
駆けるのと同じ速さで沈めていく。

ここで最初約40人いた銃兵隊は、とっくに半壊。

残り十名ちょっと。

それも瞬く間にゼロになった。

「これでだいたい半分でしょうか?」

全身に出来た傷から血を流して言うシルキス。

残った重装兵と、門の外で控える騎馬兵を足しての人数である。
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