魔王さま100分の1

森の中を追いかけっこするシルキスと魔王さま。

やがて誰もいない場所までくると、どちらからでもなく捕まりあう。

木の陰でのキス。

「シルキス、ここにはいつまでいる?」

「冬を越すまでは、お世話になります。春になったら、その時の情勢しだいで」

「情勢か」

「僕らのことで何かが大きく動くかもしれません。その時は責任をとらないと」

「その時はしっかり私を守れよ、シルキス」
「はい、魔王さま」

再び重なるふたり。
春までの穏やかな暮らしを、今は楽しむ。




──おまけ3 終わり

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