【短】チョコレート・キス


ユキは、内気で大人しい、ふわふわした女の子。

男から見れば、守ってあげたくなるようなタイプ。


ユキは、昔から俺のことを兄貴のように慕っていて、よく相談もしてきた。

色んな相談を聞いてきたけれど、唯一恋の相談だけは聞いたことがなかった。


バレンタインデーのチョコレートだって、毎年ユキは俺にくれた。

だけれど、それは“幼なじみ”として。

俗に言う、義理チョコってやつだ。


ユキの初恋はまだだ。

もし好きな人ができたとしても、あいつが告白なんかできるわけがない。


そう思い込み、安心しきっていた。


< 6 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop