【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
『じゃあ、あたし行くね?バイバイ?若菜くん』



『うん!またね?』


美紀さんは、また商品を買いたいのか若菜と別れ、行ってしまった。
すかさず、俺は若菜に近付いて拳骨を食らわした。



「若菜!お前、美紀さんになんて破廉恥な!」



「え?何言ってんの?若……」



若菜は白を切るのがうまいようだ。本当に分かんないと言う表情をしている。



「お前の夜はないと思え!」



「そんな!若のアンポンタン!」



「なんとでも言え!」



俺は、そう言い残すと美紀さんの後に付いていったのだった。結論から俺は、尾行は疲れるなと思ったのだった。
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