【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
たつやとは、幼なじみと言う奴で毎日バカをした。高校の頃だ。



ある日の夏にあの子が、転校してきたのだ。名は、確か羽鳥幸美だったか?確かそんな名だった気もする。



その子は、たつやなんかを好きでいたが、たつやは女なんかこの時は興味は持って居なかった。



だから、私が、羽鳥に話し掛けていた。だが、私の話を聞いていないのか何を言ってもただ、うんしか言ってなかった気がするな。



「私の話聞いてるのか?」



「うん」



「なら、付き合え」



「うん」



「良いんだな?」



「え!?」



どうやら、羽鳥は聞いては居なかったようだ。
私は、溜め息を吐きながら、ベンチに腰掛ける。



因みに此処は、近くの公園だ。子供が、楽しそうにはしゃいでいる。



何が楽しいのか、さっぱりだな。
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